「総合商社は憧れるけど、専門商社はわざわざ就職する魅力が分からない…」
「専門商社は、総合商社に比べて全体的にレベルが低そう…」
専門商社業界は総合商社に比べて認知度が低いため、独自の魅力や面白さ、強みを知らない就活生が非常に多いです。
しかし、実際はグローバルに活躍できるだけでなく、確実に自分の好きな分野で仕事ができたり、その分野の専門性を身に付けられたりする、魅力が非常に多い業界です。
そこで、今回は以下の内容を解説します。
- 専門商社業界の魅力や働くメリット
- 専門商社と総合商社の違い
- 専門商社の仕事はつまらない？
10分ほどで読めますので、専門商社に興味がある人はぜひご一読を！
専門商社業界とは？仕組みを解説
専門商社業界とは、化学製品や機械、金属など専門性が必要とされる特定商材を取り扱う商社です。
専門商社業界は、以下の3つに分けられます。
- 総合商社では扱い辛いニッチな分野の商材を取り扱う「総合商社系」
- 営業部門がない特定メーカーの商材を取り扱う「メーカー系」
- 特定の企業と繋がりを持たずに、独自で事業を行う「独立系」
いずれの専門商社も、売り手と買い手をマッチングさせ、売値と買値の差額と仲介手数料で儲けるトレーディングというビジネスモデルです。
また、専門商社は頻繁に総合商社と比較されるため、違いを抑えましょう。
総合商社は、幅広い商材を巨大なネットワークを使って輸出入したり、膨大な経営資源を事業投資したりして儲けます。
それに対して専門商社は、商材に企業独自の加工を施して、商材の付加価値を高めて販売することで儲けます。
同じ商社でも事業内容は大きく異なるため、興味がある人は注意しましょう。
専門商社業界の仕事はつまらない？仕事内容を解説
専門商社業界の仕事内容は、以下の3つです。
- 営業
- 営業事務
- 技術職
それぞれ解説します。
営業
専門商社業界の営業職は、自社の扱う商材の売り手と買い手をマッチングさせる仕事です。その際の、売値と買値の差額と仲介手数料が専門商社の収益源になっています。
それに加えて、仕入れ先の確保や新しい商材のリサーチ、新規事業の企画など、他業界の営業職よりも幅広い業務を担うことが多いです。
また、専門商社業界の顧客は国内外問わず存在するため、英語や中国語などの語学力があると活躍しやすいでしょう。
さらに、取り扱う商材の専門知識も求められるため、学生時代に食品を研究していた方は食品専門商社、半導体を研究していた方は半導体専門商社のように、勉強していた内容と商材の内容が近いと活躍しやすいでしょう。
営業事務
専門商社業界の営業事務職は、スムーズな取引ができるように営業職をサポートする仕事です。
具体的には、書類作成や商材の発注業務、メーカーの電話応対などを行います。さらに、貿易事務として商材を輸出入する際に、通関の手続きを担当することもあります。
また、メーカー対応や貿易事務の際に外国語に触れる機会もあるため、学生時代から英語や中国語の勉強に力を入れてきた人は活躍できるでしょう。
外回りの仕事よりもデスクワークを中心に働きたい人は、応募してみましょう。
技術職
専門商社業界の技術職は、仕入れた製品を加工したり、自社の新商品やサービスを開発したりする仕事です。
具体的には、半導体チップにプログラミングを施して独自の付加価値を加えたり、メーカーとコラボレーションしてオリジナル食品を開発したりします。
そのため、取り扱う商材の専門知識や開発の実績、技術力が求められます。
技術職は基本的に総合商社にはないため、商社のネットワークを活かした商品開発や加工に興味がある人は、挑戦してみましょう。
専門商社業界に必要な資格
専門商社業界で働く上で、必須な資格はありません。しかし、取得していると選考を有利に進められる資格が存在するため、語学系・会計系・貿易系に分けて紹介します。
【語学系】
| 資格名 | 資格内容 |
| TOEIC（800点以上） | ビジネスレベルの英語使用者であることを証明する資格 |
| HSK（5級以上） | ビジネスレベルの中国使用者であることを証明する中国政府公認の資格 |
| DALF（C1） | ビジネスレベルのフランス語使用者であることを証明する資格 |
専門商社業界の特に営業職の方に役立つのが語学系の資格です。英語はもちろんですが、話者が多い中国語やフランス語の資格も保有していると、他の学生と差別化できるでしょう。
【会計系】
| 資格名 | 資格内容 |
| 簿記（2級以上） | 高度な商業簿記、工業簿記を習得し、財務諸表を扱えることを証明する資格 |
| FP（2級以上） | 顧客の収支・負債・資産状況をもとに、資金計画を行えることを証明する国家資格 |
| 公認会計士 | 企業の経理業務やコンサルティング、税務業務を行えることを証明する国家資格 |
公認会計士は取得難易度が非常に高いため、他の学生と差別化できます。しかし、取得に時間がかかるため、まずはFP検定か簿記検定がおすすめです。
【貿易系】
| 資格名 | 資格内容 |
| 通関士 | 税関に提出する輸出入の申告を適切に行えることを証明する資格 |
| 貿易実務検定（B級以上） | 貿易に関する実務知識や英語の知識を証明する国家資格 |
貿易系の資格取得者は少ないため、保有していると他の学生と差別化できます。しかし、優先度は語学系・会計系の方が高いため、時間的に余裕がある人は挑戦しましょう。
専門商社業界が向いている人の特徴
専門商社業界が向いている人の特徴は、以下の3つです。
- 語学力がある
- 分析力がある
- 既に興味のある分野が定まっている
専門商社業界では、外国企業との商談や海外転勤などグローバルに働く機会が多いため、英語や中国語など語学力がある人は向いています。
また、市場の流れを読み取るための分析力を持っていると、売れる商品や売れる企業を見つけやすくなるため、商社マンとして活躍できるでしょう。
さらに、専門商社では扱う商材の分野が企業ごとに決まっているため、既に興味があって仕事にしたい分野がある人は、やりがいを持って働けるでしょう。
向いている人の特徴に挙げた内容は、どれも後天的に身に付けることができます。
今の時点で当てはまるものがなくても、考え方や学び方次第で身につけられるため、専門商社業界に少しでも興味がある人は、積極的に挑戦してみましょう。
専門商社業界の魅力や就職するメリット
専門商社業界の魅力や就職するメリットは以下の3つです。あなたにとって魅力やメリットがあるかチェックしてみてください。
- 興味のある分野に配属される
- グローバルに活躍できる
- 総合商社よりも内定が得やすい
専門商社業界の魅力の1つに、興味のある分野にほぼ確実に配属されるというメリットがあります。扱う商材が企業ごとに特定の分野に限られているため、配属リスクがないです。
また、国内外問わず働く機会が多いため、グローバルな経験を積むことができるのが、専門商社業界の醍醐味です。外国企業との商談や海外転勤などの機会が多いため、語学力がある人は活躍できるでしょう。
さらに、専門商社は総合商社に比べて、内定が得やすい傾向があります。総合商社は、幅広い事業内容から高い総合力が求められるため、内定の難易度がかなり高いからです。とにかく商社で働きたい人にとっては、大きなメリットでしょう。
専門商社業界の大変さや就職するデメリット
専門商社業界で働くには、以下の大変さやデメリットもあります。
- 激務なことが多い
- 総合商社に比べると年収が低い
- 得意先との付き合い・飲み会が多い
専門商社は仕事量が多く、朝早く出社して夜遅くまで働き詰めることが多いです。特に営業職は1日中外回りをする必要があるため、ストレスが溜まりやすいでしょう。
また、総合商社の平均年収が1257万円なのに対し、専門商社の平均年収は714万円と低めの水準です。一般企業に比べると高いですが、この給与水準では納得できないという人もいるでしょう。
さらに、取引先との関係を良好に保つために、就業後や休日に飲み会やゴルフに行くことがあります。人付き合いが苦手な人にとってはデメリットになるでしょう。
デメリットはどの業界にも必ず存在します。他の業界と比較した上で、自分の中で許容できる内容かどうかを必ず確認しましょう。
専門商社業界の人気企業ランキング
専門商社業界の人気企業は以下の5社です。
- 伊藤忠丸紅鉄鋼
- 岡谷鋼機
- 加賀電子
- 長瀬産業
- 国分グループ
それぞれ解説します。
伊藤忠丸紅鉄鋼
伊藤忠丸紅鉄鋼は、5大商社と呼ばれる伊藤忠商事と丸紅の鉄鋼部門が、分社・統合したことにより設立された鉄鋼専門商社です。
鉄鋼製品の輸出入および販売、加工を中心に事業展開しており、船舶や自動車用の「鋼材」や、石油・ガス開発に使用されるパイプライン用の「鋼管」を取り扱っています。
近年、伊藤忠丸紅鉄鋼が注力しているのが海外展開です。52カ国に事業展開しており、海外収益比率は6割以上です。それに伴い、新卒社員全員に海外研修を実施しています。海外で鉄鋼ビジネスの最前線を体感させ、グローバル人材の育成を進めています。
海外駐在員比率は25％と商社の中でも高水準のため、新卒からグローバルに活躍したい方や、鉄鋼分野に関わりたい方におすすめです。
岡谷鋼機
岡谷鋼機は、江戸時代の金物商にはじまり、創業から350年以上日本の機械産業で活躍してきた機械専門商社です。
独立系商社のため、特定の企業に縛られずに世界中から最適な商材を自由に提案できることを強みにしており、産業資材や情報・電機、鉄鋼、生活産業の4分野を中心に事業展開しています。
また、岡谷鋼機が注力しているのが、人材育成です。若手のうちから責任ある仕事を任せて、人材開発部を中心に教育・OJTを計画的かつ戦略的に行うことで、海外展開のための人材育成を進めています。
現在は世界22カ国にネットワークを構築しており、今後は北米や中国、ASEANでの事業展開を進める予定です。若手から海外での新規事業立案などの責任ある仕事をしたい人は、ぜひ挑戦してみましょう。
参考：岡谷鋼機｜岡谷鋼機を知る
加賀電子
加賀電子は、電子部品・半導体の輸出入および販売を中心に事業展開している、大手電子・半導体専門商社です。
特定の企業に縛られない独立系商社の強みを活かし、国内外の仕入先約2000社・販売先約4000社7000口座を保有しています。取扱い製品から販売先まで多岐に渡るため、環境変化の影響を受けづらい安定した経営を実現しています。
また、2018年度の売上高は電子・半導体商社内6位でしたが、加賀FEI（旧富士通エレクトロニクス）連結化を契機に、2021年度には売上高が2位まで上昇しており、非常に勢いがある企業です。
さらに、3年で独り立ちできるように人材育成を行っており、業界1位を目指して急成長している会社で自身も成長したい人や、半導体ビジネスに関わりたい人はぜひ挑戦してみましょう。
参考：加賀電子｜加賀電子について
参考：加賀電子｜加賀電子の強み
長瀬産業
長瀬産業は、海外32カ国に事業展開している化学系No.1の独立専門商社です。電子材料や機能性食品素材、医薬原料の輸出入および販売、加工を中心に事業展開しています。
長瀬産業の強みは「商社であって商社でない」点です。商社特有の取引の仲介業に留まらず、研究開発から製造、物流、販売の全てを一貫して手がけています。
また、長瀬産業が近年注力しているのが、働き方改革です。商社では珍しいテレワークや服装自由化、シフト勤務化を進めています。
そのため、商社の中でも柔軟な環境で働きたい方や、仲介業だけでなくビジネスの製造から販売まで一貫して体験したい人におすすめです。
国分グループ
国分グループは、江戸時代の醤油醸造業にはじまり、創業から300年以上日本の食品卸売業で活躍してきた食品専門商社です。
商品ラインアップ数は約60万アイテムを誇っており、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、百貨店など約35000社の企業や約10000社のメーカーと取引をしています。
また、国分グループのもう1つの顔が、食品メーカーです。「K&K」や「tabete」、「クリエイト」などのブランド商品をはじめ、メーカーとのコラボ商品や地域の素材や文化を生かした食品開発を進めています。
さらに、国分グループが近年注力しているのが「総マーケティング人材化」です。社員一人ひとりの専門性を高め、PDCAを廻せるマーケティング人材を育成し、顧客満足度を高めることを目指しています。
そのため、商社の中でも食品業界に関わりたい人や、大手商社の中で自身のマーケティング力や商品開発力を徹底的に磨きたい人におすすめです。
参考：国分グループ｜国分の特長
参考：国分グループ｜長期経営計画 (第11次)
専門商社業界の志望動機の書き方
専門商社業界の志望動機を書く際には、以下の2点を明確にしましょう。
- なぜ専門商社業界なのか？
- なぜその企業なのか？
まず初めに、専門商社業界を志望する理由を伝えましょう。その際に、特定の分野に関われるという特徴や、総合商社と専門商社の違いを押さえておけば、企業側はプラスに見てくれます。
次に、専門商社が数多くある中で、その企業を志望する理由を伝えましょう。専門商社の特徴は、各企業によって扱う商材の分野が明確に異なることです。そのため、各社の強みや社風の違いを明確に把握しましょう。
専門商社業界の自己PRの書き方
専門商社業界の自己PRを書く際には、以下の2点を抑えることが重要です。
- どのように企業に貢献できるか？
- 求められる能力を発揮した経験
自分がどのように企業に貢献できるかを書く際には、企業の求める人物像と自分が近いことをアピールしましょう。企業理念を確認し、どのような人材を求めているか必ず確認する必要があります。
また、専門商社業界から求められる能力を発揮したエピソードを伝えましょう。職種ごとに求められる能力は以下の通りです。
| 職種 | 求められる能力 |
| 営業 | 語学力コミュニケーション力扱う分野の専門知識 |
| 営業事務 | 語学力コミュニケーション力貿易などの専門知識 |
| 技術職 | 取り扱う製品の専門知識開発に取り組んできた実績技術力 |
専門商社業界では、語学力だけでなく企業が取り扱う分野の専門知識を求められることが多いです。学生時代からその分野の研究をしてきた人は、積極的にアピールしましょう。
専門商社業界の年収や給料！ボーナスはいくら？
専門商社業界の年収と給料を職種別に表にまとめましたので、参考にしてください。
| 職種名 | 年収 | 月収（ボーナス含む） |
| 営業 | 500万円～800万円 | 42万円～67万円 |
| 営業事務 | 400万円～700万円 | 33万円～58万円 |
| 技術職 | 400万円～700万円 | 33万円～58万円 |
専門商社業界は他業界に比べると高水準の給与体系ですが、総合商社に比べると低水準です。商社業界に興味がある人は、自分が納得できる額かどうかを比較してみましょう。
専門商社業界の動向や今後の将来性は？
国内の専門商社業界は、近年飽和状態になっており、将来性が危ぶまれています。そこで、各社は以下の3つの取り組みを実施しています。
- 海外展開の推進
- M&Aの進行
- DX化の推進
それぞれ解説します。
海外展開の推進
近年、専門商社業界は海外展開を積極的に進めています。なぜなら、日本では少子高齢化と人口減少が進んでいるため、市場が急速に縮小しているからです。
そこで各専門商社は北米や中国、ASEANへの進出を進めており、海外で生産を行い直接海外市場に製品を輸出する形態を取り始めています。
例えば、伊藤忠丸紅鉄鋼はアジアを中心に52カ国に事業展開しており、海外収益比率は6割以上です。それに伴い、新卒社員全員に海外研修を実施していて、海外駐在員比率は全社員の25％を誇っています。
今後、海外進出を円滑に進めて市場を開拓することができるかどうかが、専門商社の生き残りに関わってくるでしょう。
M&Aの進行
近年はECサイトの発達を背景に、小売業者がメーカーと直接取引をする機会が増え、商社のトレーディングの需要は減少傾向です。
そこで専門商社業界では、事業拡大や新規顧客の獲得、経営基盤の強化のために、合併・統合の動きが活発化しています。さらに、企業の規模を拡大することで、新製品開発や海外展開の実現性が高まります。
例えば、大手電子・半導体専門商社の加賀電子は、2018年度の売上高は電子・半導体商社内6位でしたが、加賀FEI（旧富士通エレクトロニクス）連結化を契機に、2021年度には売上高が2位まで上昇しました。
今後も業界再編の傾向は続くと考えられるため、合併・統合を生き残れるかどうかが企業の命運を分けるでしょう。
DX化の推進
専門商社業界は近年、DX化による事業効率化を推進しています。なぜなら、少子高齢化が進行している日本において、「生産性の向上」は大きな課題だからです。
例えば、化学系専門商社の長瀬産業は、新材料の開発を効率化するために、AIを駆使した新材料探索プラットフォーム「TABRASA（タブラサ）」を立ち上げました。
DX化を進めることで、自社の強みの分野をより効率化できます。専門商社業界には老舗企業が多いため、いかにスピード感を持ってDX化に取り組めるかが鍵になります。
企業選びの際に企業のDX化について調べてみると、将来性が分かりやすいでしょう。
専門商社業界のよくある質問
専門商社業界のよくある質問を、以下にまとめました。
- 総合商社と比べた面白さは？
- 転職に不利って本当？
- 理系でも活躍できる？
それぞれ解説します。
総合商社と比べた面白さは？
総合商社と比べた際の専門商社の魅力は、自分の興味のある分野に確実に関わることができることです。
まず、総合商社の内定者を悩ませるのが「配属リスク」です。「背番号制」と呼ばれる制度が総合商社には根付いていることが多く、ある分野に配属が決まったら、そこで社会人生活をずっと送ることになります。
つまり、自分が興味のない分野でも働く必要があり、基本的に他部門に途中で移ることはできません。
それに対して、専門商社では扱っている商材の分野が狭い分、配属リスクがありません。学生時代のうちから興味のある分野が定まっている人は、その分野の専門商社を受ければ確実にその分野に関わることができます。
専門性を身に付けることができたり、ニッチな分野に関わることができたりと専門商社ならではの魅力はたくさんあるため、興味がある人はぜひ挑戦してみましょう。
転職に不利って本当？
専門商社は転職に不利な業界であると言われることがあります。
なぜなら、専門商社業界は扱う商材の分野が定まっている分、あまりにもニッチな分野だと他の企業からのニーズがないと思われているからです。
しかし、実際に専門商社からの転職に困ることは少ないでしょう。なぜなら、商社のネットワークは幅広く、提携先のメーカーなどに転職するケースが多いからです。
その分野の専門知識を身に付けるだけでなく、商社ならではのグローバル経験などを積むことができれば、自身の市場価値は高まり転職に困ることも無くなるでしょう。
専門商社業界に興味がある人は、臆することなく積極的に挑戦してみてください。
理系でも活躍できる？
専門商社業界では、理系も活躍できます。
専門商社は化学系や食品系、鉄鋼系などに分野が分かれており、大学で勉強した知識と商社の分野が被っていれば、理系も営業職で働けます。
また、総合商社には基本的にない技術職として働く道もあるため、理系でも挑戦しやすい業界です。
さらに、英語や中国語などの語学系のスキルも身につけておくと、有利に選考を進められるでしょう。
理系だからと諦めず、商社に興味がある人は挑戦してみましょう。
まとめ：興味のある分野で働ける専門商社で、グローバルに活躍しよう！
専門商社業界は、総合商社に比べて認知度が低いため、年収は低く仕事内容はつまらない業界と思われがちです。
しかし、実際は確実に自分の好きな分野で商社マンとして活躍できたり、ニッチな分野の専門性を身に付けることができたりと、専門商社ならではの魅力が多いです。
大学で学んだ興味のある分野を仕事にしたいと考えている人にとっては、非常にやりがいのある仕事でしょう。
「専門商社で働きたい」「グローバルに活躍したい」と考えている人は、ぜひ挑戦してみてください！